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2019.02.22

院長が語るアレルギーの話【第1弾】免疫反応とは?

老木医院の院長、老木浩之です。
アレルギー性鼻炎でおなじみの「アレルギー」っていったいなんなのでしょうか。
アレルギーの基本原理から面白話まで、様々な視点でアレルギーを語ります。

アレルギーは免疫反応の1つです。体を外敵から守るためにはなくてはならないものですね。
その免疫反応が過剰に出すぎて(必要以上に働いて)、かえって体に負担になるような症状を引き起こすことをアレルギーといいます。

例えば、アレルギー性鼻炎の症状を見てみましょう。アレルギー性鼻炎の3大症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりです。
くしゃみは鼻に入った異物(外敵)を風圧で鼻の外へ吹き飛ばすために起こります。そして、風圧で取り除けない異物を水で洗い流すために鼻水が出ます。
いずれも異物を鼻の外へ排出するために起こる反応です。さらに異物の侵入を阻止するため、鼻の粘膜がハレて、つまり鼻づまりを起こして、異物の侵入をブロックするのです。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりは花粉などが体に入ってこないように高度に発達した免疫反応の証なのです。

そのアレルギー反応を起こす原因となる外からの異物のことを「抗原」(こうげん;アレルギーを起こす抗原をアレルゲンともいいます)といいます。
抗原には、ハウスダスト、ダニやスギに代表される花粉など、様々なものがあります。

外から入ってきた抗原(例えばスギ花粉の成分など)は、鼻の粘膜から体の中に入ると、血管の中を常に巡回してパトロールしている抗体(こうたい)が待ち構えており、抗原と抗体が合体して、抗原抗体反応という反応がおこり、アレルギー症状を起こす一連の流れが始まります。
つまり、抗原が体内の抗体にであうことがアレルギー反応の起点になっています。

アレルギーを特徴づける1つの大きな性質は、1つの抗原に対して1つの抗体が反応するということです。
すなわち、スギ花粉(の成分)が体内に入ってきたとき、それに反応する抗体はスギ花粉専用の、スギ花粉だけにしか反応しない抗体なのです。
抗原と抗体は、1対1の関係にある、といわれてもまだピンときませんよね。
この点を次回は掘り下げてお話ししますので、一応頭の片隅に置いておいて下さいね。

今日はここまで。

アレルギー性鼻炎(花粉症)について、詳しくはこちらから