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2020.04.13

耳鼻科医が本音で語る耳掃除のおススメのやり方

耳掃除(耳かき)

患者さんからよく「耳垢をごっそり取るのにいいやり方はないか」というご質問をいただきます。確かに耳掃除をあまりせずに耳垢がたまっている状態はどうしても気になりますし、あまり清潔でないというイメージもあります。

また耳掃除は気を付けてやらないと、耳の中を傷つけて耳から血が出ることもあります。もしより良い耳掃除の仕方があるのであれば知りたい方もいるのではないでしょうか。

皆様が気になる耳掃除の本当のところを、耳鼻科医視点で正直なところをお教えいたします。

おすすめの耳掃除のやり方

耳垢がごっそりとれるのが良いとは限らない?

医師からのNG私たち耳鼻科医は、耳の中を直接見て、たくさん耳垢がたまっている場合には、文字通り「ごっそり」取ることもめずらしいことではありません。耳垢を取る場合には耳用の特殊なピンセットをはじめ、耳垢鉗子、吸引、異物鈎(いぶつこう)など、様々な専門道具を使うからこそごっそりとることができます。

しかし、一般の方がご自分で行う場合は、そううまく「ごっそり」というわけにはいきません。

また、ごっそり取れるということは、普段こまめに耳垢を取らず溜まったままにしていたからともいえますし、もしごっそり取れたとしてもやり方によるものではなく、たまたま、といわざるを得ないのではないでしょうか。

だから、あまり耳垢をごっそり取ることを目指さないでいただきたいというのが耳鼻科医の正直な気持ちです

一般的な耳かきではなく綿棒を使う

綿棒

良く出回っている耳かきは外耳道を痛めたり、耳から出血してしまうことがあるため、耳鼻科医が一般に推奨しているのは綿棒でかるくおこなう、というものです。せっかく耳の中を綺麗にしようとしたのに、耳から出血してしまっては元も子もありませんし、ご自身やご家族の耳を傷つけてしまう危険性も高いです。

安定した姿勢で行う

耳掃除(耳かき)の時の姿勢

耳掃除中に椅子が揺れる、子供が抱きついてくる、ペットが突進してくる、などでバランスを崩したり腕に何かが当たると、耳の中をついてしまい、外耳道を傷つけたり、ひどい場合には鼓膜に穴があいたりすることがあります。耳掃除をする場合には安定した姿勢で、周囲に当たるものがないことを確認して行いましょう。

もし耳掃除中に出血してしまった場合

耳から出血

もし耳掃除の際に出血してしまった場合、出血は早期に治まりますが感染のリスクがあります。必ず耳鼻咽喉科を受診してください。出血が止まってもかさぶたが痒くて強く掻いてしまうと再出血を招きますので注意が必要です。

・耳からの出血に関する解説ページはこちら

病気で耳垢がごっそり取れる場合とは

病気で耳垢がごっそり取れる無理に耳垢を取ろうとしていないのに、それでもごっそり取れる場合は他の病気が考えられます。耳鼻科受診をお勧めいたします。

外耳道真菌症

外耳にカビの炎症が起こっている状態です。外耳でカビの炎症が起こった場合には酒粕のようなモロモロした耳漏(みみだれ)が大量に出ることがあります。水分が抜けると正常な耳垢と区別がつきにくいことがあります。

外耳道真珠腫

外耳の慢性炎症の一種です。やはり白っぽいカス上の耳漏(みみだれ)が出ることがあります。進行すると外耳の骨を溶かすので、手術が必要になります。

・耳の手術全般に関する解説ページはこちら

大阪和泉市の老木医院では、耳・鼻・のどの手術の日帰り・短期滞在手術を承っております。まずは気軽にお問い合わせください。
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