理念と院是

「理念」と「院是」(いんぜ)、ややこしい言葉が並んでいますね。定義はいろいろあるのかもしれません。私たちの位置づけはこうです。

  • 理念:医療法人が存在する限り、根底にある存在意義、使命です。
  • 院是:医療を提供していくうえでの方針、基本姿勢です。

医療法人hi-mex(ハイメックス)の理念

医療法人hi-mexの理念

『良質な医療と癒しの空間の創造』

「良質な医療」とは、確かな診断、適切な治療、高い安全性を最優先に、患者さんに納得していただくことを意識して取り組んでいく医療です。

「癒しの空間の創造」とは、私たちが笑顔と優しさを持ち、癒しの空間を患者さんと共に創り上げていくことです。

この理念に共感する仲間が助け合って、イキイキした職場づくりを目指しています。

 

医療法人hi-mexの院是

医療法人hi-mexの院是

ジタバタする医療

残念ながら医療には限界があります。全ての患者さんのお悩みを解決できるわけではありません。

しかし、私たちは、たとえ悪党から「諦めの悪い奴だ。ジタバタするんじゃねぇ」と言われようが、簡単にはあきらめたくありません。なんとか、少しでも良い方法がないものか、できる限りジタバタして、患者さんの期待に応えたいと思っています。

私たちと一緒にジタバタしませんか。

職員が家族を受診させる医院

医療に限らず、お客さんに対する表舞台と他の業務の裏方とがあります。表面上はいい顔をしていても見えないところで不正をしている、こんな不誠実な対応で良質な医療が成り立つはずがありません。

そんな裏も表も知る職員が自分の家族を受診させる、これが良い医療の証といえるのではないでしょうか。実際、当院では職員が家族をどんどん受診させ、医療従事者の受診も多くなっています。

 

私たちが大切にしている3つのこと

私たちが大切にしている
3つのこと

私たちは、社会貢献、理念浸透、個性尊重という3つの意識を大切にしている法人です。この考え方、姿勢を持つことをここで働くスタッフの皆さんにも求めます。

社会貢献

最近のコロナ禍にあっては、エッセンシャル・ワーカーという言葉をよく耳にするようになりました。生活の維持に欠かせない仕事についている人のことです。その代表が私たち医療従事者です。生活の維持に欠かせないということは仕事そのものが直接、社会貢献につながっているということにほかなりません。

仕事内容は社会貢献だけれども、その仕事をしている人がちっともそんな意識がない、というような事態があってはなりません。そうです、エッセンシャル・ワーカーは、仕事自体を自分事として取り組んでこそ社会貢献といえるのです。自分が主体的に社会貢献に取り組んでいる、という意識こそが「仕事をやりぬく力」を育むと私たちは考えています。

理念浸透

理念とは私たち医療法人 hi-mexの使命、存在意義のことです。当医療法人が何のために存在するのか、社会でどのような役割を担うのか、ということです。その理念に共感し、その役割を担いたい、担おうという人がスタッフの皆さんです。

理念に支えられた仕事は面白く、楽しいので、当然、モチベーションは上がります。そして、その結果として一人一人のスキルアップにつながり、良い職場となるのです。個人と組織が一体となり、お互いの成長に貢献しあう関係が生まれます。理念に共感する人ばかりの職場は、ともに目標達成に向けて協力し合う仲間になれるのです。

個性尊重

人は皆、違います。外見、考え、感情、能力、全ての人は違っています。あなたが簡単にできることがAさんにはとても難しいことかもしれませんし、あなたが苦痛に感じることがAさんには平気なことかもしれません。人は皆、違い、だれもが不完全な存在だということを常に意識する、これが良好な信頼関係を築く第一歩なのです。お互いの個性を尊重できれば、相手の立場になって考え、助け合える職場環境になります。

院長オイキの本当のホンネのぶっちゃけ話

ここでは院長オイキと当法人への採用を応募されるAさんとのホンネをぶっちゃけた話をご紹介します。

理念? 成長? なんかヤヤコシイというか、面倒くさそうなこと言ってるわ!
と思っておられる方がいらっしゃるかもしれませんね。当然です!
こんな面倒なことを言って、職員を募集するなんて。なんでやねん!
そうそう、おっしゃる通りですよね。でもね、ここでほんの数分でもいいんです。何のために仕事をしているのか、考えてみてもらえませんか。
そんなもん、生きるために決まってるやん! お金なかったら、生活でけへんやん。
いや、もちろん、その通りです。誰もが生きるために働いていますよね。でもね、本当にお金のためだけに仕事をしているのかどうか、お願いですから、もう1度、考えてみてほしいのです。どうでしょうか?
エッ。
仕事をしているときのご自分を思い返してみてください。

例えば、服の販売をしていて、1つの組み合わせをお客さんに提案し、「確かにいいですね」と言われる。嬉しくないですか。

例えば、飲食業で、それまでできなかった包丁さばきができるようになる。達成感はないですか。お金以外の喜び、楽しみ、幸福感などが仕事には溢れているのです。もちろん、それ以上につらいこと、悲しいこと、きついことがあるかもしれませんね。

しかし、そのような感情の起伏があるからこそ、人は仕事を続けることができます。

そうかもしれんけど、それは意識しなくても普通に感じればいいことやん。わざわざ仕事の意味を考えるって、わけわからんわ。
いや、普段はそれでいいと思うんですよ。でもね、人生がそうであるように、仕事でも山あり谷あり、いろいろ厄介なこと、様々な困難が起こるのですよ。

それは、例えば、コロナ禍のように、職場そのものが存続の危機に陥ることかもしれませんし、あなたが仕事上のスキルや人間関係で悩むことかもしれません。そんな困難に直面した時に『働く意味』が力を発揮するんですよ。

どういうこと?
あなたがなぜその仕事をしているか、その本質の意味付けをしているからこそ、困難を乗り越える力が生まれるのです。

例えば、電球を作る工場で、出来上がった電球を箱詰めする仕事についているとします。

Aさんは、その仕事の対価として給与を得ているとだけ考えています。

一方、Bさんは、その電球を買って帰った家庭で部屋が明るくなる、その明るい部屋で子供が勉強しやすくなる、そうしたら勉強して将来、どんな職業に就こうかと夢が広がる、つまり、Bさんは自分の仕事を子供の夢を拡げる仕事だと信じて仕事をする。

ある日、地震が来て工場が倒壊し、電球を詰めた箱のほとんどが破損してしまったとします。Aさんは、これじゃ仕事にならないし、作業を続けても給与が出るかどうか、と仕事を停止してしまうかもしれません。

Bさんは、明るい部屋の子供の笑顔をイメージして、破損を免れた電球を箱に詰めなおし、残った分だけでも出荷するという強い意志を持って仕事をやりぬくことでしょう。

これをきれいごとと笑う人とは、私たちは一緒に仕事ができない、と考えています。

使命をもって仕事をしたい、共感できる理念のある職場で働きたい、そしてそれがきっと自分の幸せにつながる、そう思える人はどうぞ当医療法人のドアをたたいてください。理念に共感して仕事をすることで、仕事が楽しく、長続きします。

それは、仕事の意味が自分事だからです。さらに仕事でそのように意味づけする人は、それ以外の時間も必ず有意義に過ごせるようになります。

そんなことを言う職場なんて普通、ないでしょ。
そう、そのとおりです。大部分の職場では、そんなことを意識する仕組みがないですし、その必要もあまり感じられません。
だったら、そんな面倒くさいこと、いらんやん!仕事はお金のため、そして、仕事以外の時間に大いに楽しむ、でなんであかんの?
私たちは仕事に強い思いを持っている仲間の集団でありたいと思っています。

もちろん、個人個人、考え方は違います。温度差はあるでしょう。しかし、仕事に全く使命感を感じない人は私たちの職場にはなじまないと考えています。

でもね、実は仕事に全く意味を感じない人なんてほとんどいないんですよ。皆、無意識に感じている、だから仕事を続けることができているのですが、普通はそんなことに気づかないだけなんです。

もちろん、今までお勤めした大部分の職場ではこんなことを意識づけされていないと思います。逆にウチでは、そのことを強く意識して働いていただきたいと思っています。そのことが仕事のスキルや質の向上、そして幸せな人生に必ずつながると私は信じているのです。

そう、ここからがあなたのスタートラインなのです。

そう思った人、少なくともそう思いたい人、私たちと学び、成長しましょう。