理事長の思いと経歴

医療機関の理念や存在意義、今後進むべき方向性

医療機関の理念や存在意義、
今後進むべき方向性

本院の理念として「良質な医療と癒しの空間の創造」を掲げています。

「良質な医療」とは、確かな診断、適切な治療、高い安全性が基本であり、そのどれもが高いレベルでバランスがとれていることが求められます。良質な医療を遂行するためにもっとも大切なものは、医師の診療力と姿勢、そして、その医師を支える優れた専門スタッフであり、もちろん、快適な施設、高度医療機器も欠かせません。

医師の診療力、当院はどうでしょうか。田邉牧人副院長は、中耳手術だけでなく、音声改善手術、鼻・副鼻腔手術、頸部手術とどんな手術もこなすスーパー・ドクターです。

院長である私、老木浩之は、これまで豊富な経験を積ませていただいたお陰で、臨床はどこの大病院に行っても十二分に勤まるといういささかの自負はあります。

はるか耳鼻科院長の中西先生はサーファーズ・イヤという病気の手術では世界屈指の名医です。海外で医師向けのレクチャーも行っています。

渡邊先生、竹田先生は、カロリンスカ研究所(スウェーデン)での留学で最先端の研究に従事していました。

以上、当院では優秀な医師集団で、診療を進めています。

耳鼻咽喉科は、あまり広く知られていませんが、手術を行う外科系診療科の1つです。

慢性中耳炎や慢性副鼻腔炎で通院治療でもなかなか症状がとれず、お悩みの方はたくさんいらっしゃいます。これらの症状は、医療の進歩によって、手術で十分に解決できる道があるのです。

しかも、その手術は、体への負担が少なく、安全で、痛みがないという、今まで耳鼻科の治療に一般の方々が持っていたイメージを払拭するほど、快適な治療に進化しています。

当院では耳鼻科領域の非常に専門性の高い短期滞在手術を行っています。それは手術件数にも表れており、中耳炎の手術では、大学病院も含めて全国で12位(手術数でわかるいい病院 2011 週刊朝日)、鼻の手術は専門医研修指定病院の中で大阪府下8位(病院の実力2011 読売新聞医療情報部)となっています。病床数や医師数を考慮すると、驚異的といっても過言ではありません。

私たちは、長年、耳や鼻の症状でお悩みの人を多く見てきました。同時に、そんな多くの人が笑顔になる瞬間にも多く立ち会ってきました。そして、そのことは私たちの大きな喜び、かけがえのない誇りとなっています。

私たちの使命はこの、患者さんの負担が少なく、耳や鼻の快適な状態を長期の通院なしに得られる短期滞在手術を一人でも多くの患者さんに受けていただき、笑顔になっていただくことと信じています。

もう1点、私たちが推し進めている医療としては、他院でいろいろな治療を受けても症状がよくならないという患者さんへの取り組みが挙げられます。例えば、耳鳴り、顔面痙攣、めまい、舌痛、慢性の咳など、様々な症状を数ヶ月以上、ときには10年以上も抱え、藁をもすがる思いで来院される方が多いのです。

私たちは「藁」にはなりたくありません。いえ、藁であってはならないという気持ちが大きくなってきたのです。そんな慢性のお悩みを抱えた患者さんの期待にも是非応えていきたいと考えるようになりました。

当院では、短期滞在手術だけでなく、そんな慢性症状に対しても新しい治療法に積極的に取り組んでいます。

私のこれまでの経歴、開業での考え方

私のこれまでの経歴、
開業での考え方

私が耳鼻科医を志したのは、まず、第1に手術をする外科系を志望し、その中から、診断から治療の全ての過程に主体的に携われることから耳鼻科を選択しました。そして、耳鼻科が外科系である以上、臨床的な力量を手術の巧みさで測られるということは否めません。やはり、手術ができて一人前、という風潮が少なからず、あるのです。

私も手術するという目的で耳鼻科を選んだ以上、手術ができるようになりたいという思いで勤務医時代はずっと過ごしていました。大学病院に勤務していた頃、神戸の病院に出向することになりました。

出向先の神戸市立中央市民病院は、当時、東洋一の規模で、大学病院をしのぐ高度なレベルを誇っていました。そこで、山本悦生先生(前名誉院長)や田邉牧人先生(当院副院長)と出会いました。

そんな環境下で医療を行い、研鑽できたということが、私の医者としての臨床力を磨いてくれたのだと思います。

その後は大学病院に戻った後、関連病院に6年ほど、勤務しました。勤務医として約18年、勤務医生活はやや長い方です。しかし、その経験は決して無駄なものではなく、高度医療に携わってきた臨床経験や手術手技には、自信を持って取り組めるようになり、そのスキルを生かした開業をしたいと思うようになりました。 

私にとってその答えの1つが短期滞在手術を行う有床診療所でした。

また、開業に際して強く決意したことは、誰が見ても納得のいく診療を行うということでした。開業医は長年一人で診療を行っていると、治療方針や処置方法が自己流に陥りがちになるということを勤務医時代、開業医との連携でかなり感じていました。いつ、どんな医者がみても、適正な治療、必要な通院回数など、納得いただける医療を提供しようと決意しました。

もう1つの強い思いは、多くの患者さんに支持される医院を作りたいという思いでした。勤務医時代の私は、医師に認められる実力を身につけたい、そればかりを目指していました。それは、医師に認められてこそ本物の実力だ、という思いが強かったからにほかなりません。

しかし、医療は患者さんに提供するもの。患者さんの思いに寄り添い、患者さんに支持されなければ存在価値はありません。 患者さんにできるだけわかっていただける医療を提供したいと思うようになりました。

それから早18。現在、当医療法人は常勤医が私も含め5名と全国屈指の規模を誇る医院となりました。平成28年に大阪で開催された第13回耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会では会長を務め、短期滞在手術を行う施設としては全国に名をはせています。

多くの患者さんに支持されているだけでなく、遠方から来られる患者さんや何軒かの耳鼻科医院を回った末に来られる患者さん、医療関係者で手術を希望される方など、信頼していただいていることをひしひしと感じられる場合も多くなっています。

また、私の開業後、周辺の市では耳鼻科医院が倍増しているにもかかわらず、和泉市では一軒の新規開業耳鼻科がなく、いまだに私が一番の新米開業医なのです。このことは当院の診療実績が新規開業を寄せ付けないほど評価され、脅威と感じられている証拠だと私は感じています。

いろいろな紆余曲折はありました。まだまだ終着点は見えません、否、医療に限らず、「これでいい」と改善をやめるところには下り坂しかありません。これからもずっとよりよい医院を目指していきたいと考えています。

スタッフへの思い

スタッフへの思い

医療は一人でできるものではありません。医師や看護師、事務スタッフとの共同作業、連携が仕事の基本です。そして、連携を取って患者さんに当たるためには、お互いの信頼感が絶対に欠かせません。 その信頼感を育むためには、思いを同じにした、仕事観が共通していることが一番大切だということに気づいたのです。

技術的なことは数ヶ月もすればできるようになります。患者さんとのコミュニケーションも徐々にはとれるようになり、無難な受け答えはできるようになるかもしれません。

しかし、それではずっと続けてイキイキと働くことはできません。もっと根源的な、医療人として、人として、患者さんと向き合い、その上での対応が、患者さんを幸せにし、果ては自分自身も幸せになるという、そんな仕事観を育みたいのです。

仕事はお金を得るためだけの手段ではありません。仕事を通じて、仲間や知り合いができ、世間との接点になっている人が大部分でしょう。そして、せっかくご縁があって当院で働いて頂くスタッフの皆さんには、私はそれ以上の、仕事の内容に対して、意義ややりがい、喜びを見いだしてほしいのです。仕事をして社会の役に立ちたい、自分の使命を果たしたい、あるいは仕事を通して自己成長したい、そのようなことがなければ、仕事に意欲や楽しみが感じられなくなりかねません。

幸い、医療という仕事は人とのコミュニケーションがその業務の主要な部分を占めています。感情や思いのやりとりが否応なく発生します。それをしんどいと感じたり、負担に思う人もあるでしょう。イヤ、それは誰にもあります。もちろん、私にもあります。相手との感情や思いのすれ違いほど、人にストレスを感じさせるものはありません。しかし、逆に人との濃密なコミュニケーションのない仕事で、やりがい、喜び、満足感を感じることはどれほど難しいことでしょうか。なにでみたのか忘れましたが、ある医院にはじめて受付スタッフとして立った女性の感想です、「私は今日1日で、今までの人生で経験した全ての数よりも多い「ありがとう」を頂きました。」と。

私たち、医療の仕事はそんな「ありがとう」が飛び交う職場なのです。

そこで、あなたがイキイキと輝いて働く姿を思い描いてみてください。

スタッフにイキイキと輝いて働いてもらうためには、誇りを持って働ける職場であることも不可欠です。「患者さん本位の診療をしている」、「優れた治療効果で患者さんに喜ばれている」、このようなことがなければ誇りややりがいを育むことはほとんど不可能です。当院では院是として「職員が家族を受診させる医院」を掲げ、ウソのない医療、裏表のない医療を心がけ、実践しています。実際に、職員は自分のお子さんやお孫さんを受診させることも日常茶飯事となっています。

当院のもう1つの自慢は、医療関係者の受診が多いことです。多数の医師や看護師が当院で手術を受けており、そのことは当院の信頼性の高さを示しているものと受け止めています。

当院で働くことがスタッフの皆さんの人生を豊かにする、そんな医院をみんなで創り上げていきませんか。