顔面神経麻痺の手術

顔面神経減荷術

顔面神経減荷術顔面神経は、耳を形成する側頭骨の中にある顔面神経管を通っているために、耳鼻咽喉科との関連が深く、従って顔面神経麻痺の治療も耳鼻咽喉科が中心に行われます。

顔面神経麻痺の原因は、ウイルスの感染、真珠腫性中耳炎、側頭骨の骨折、腫瘍(耳下腺、聴神経)による神経の圧迫など様々で、治療はまず薬物療法が行われますが、前述のうち真珠腫性中耳炎や側頭骨の骨折が原因の場合や薬物療法の効果が見られない時などに手術治療を検討します。

顔面神経減荷術は、炎症によって腫れて骨の中で締めつけられ血流も悪くなった顔面神経を、主に神経周囲の骨を削ることで圧迫から開放して血流の改善を図り、神経の変性をくいとめて顔面神経麻痺を治療します。

対象となる病状 顔面神経麻痺が点滴等の治療で治らない場合。
対象年齢 特に年齢制限はありません。
意義 顔面神経を締め付けている骨を削り、顔面神経の再生を助けるものです。
手術方法 耳の付け根を切開し、主として骨の中を走行する顔面神経の周囲の骨を削り取ります。
麻酔方法 全身麻酔
手術での危険性 稀に難聴や耳鳴りがおこることがあります。
手術所要時間 2~3時間程度
入院日数 2泊3日~3泊4日
術後の外来通院 約6週間〔毎日or隔日(2週間)+週1・2回(4週間)〕

手術後の注意点

  • 術後2日目から胸から下のシャワー可。
  • 術後6・7日目頃から事務系の仕事は開始できます。

顔面神経麻痺の手術費用

顔面神経麻痺の手術 実質自己負担額
顔面神経減荷術 90,000~110,000円

※実質自己負担額は、高額療養費制度を利用された一般的な所得<区分ウ>の方の概算金額です。所得によって異なります。また、入院期間・処置等によっても多少前後いたします。