お知らせ

2025.11.07

受験シーズン目前!スギ花粉症で集中できない…?鼻レーザー治療で乗り切る方法

こんにちは。耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院でアレルギー疾患療養指導士(CAI)として勤務している滝田です。

当院では、花粉症などのアレルギーでお困りの方に、日常生活の工夫や治療選択の相談を行っています。

当院のCAIの活動についてより広く知っていただくために、コラム「老木医院アレルギー相談室」の連載を開始しました。定期的にアレルギーに関する情報発信をしていきますので、よろしくお願いいたします。

スギ花粉症、受験シーズンと重なるつらさ

スギ花粉が飛び始めるのは、例年2月中旬ごろから。ちょうど高校・大学受験の真っ最中です。

鼻づまりやくしゃみ、目のかゆみで夜も眠れず、試験当日に集中できなかった…そんな声を、毎年多くの保護者の方から伺います。

特に、鼻づまりによる睡眠不足や集中力の低下は、受験生にとって大きなストレスです。

「鼻レーザー治療」ってどんな治療?

鼻レーザー治療は、鼻の粘膜の一部にレーザーを照射して、粘膜を焼灼することで、以下のような効果が期待される治療法です。

  • 粘膜の体積を小さくして物理的に空気の通り道を作る:鼻づまりの改善
  • アレルギー反応を起こりにくくする:鼻水・くしゃみの軽減

薬のように毎日服用する必要がなく、1回の治療で2~3ヶ月ほど効果が続くことが期待されます。

効果は個人差があるので、レーザー後も内服が必要な方もいらっしゃいます。

  • 治療時間:約10分(診察などで別途時間がかかります)
  • 局所麻酔を使用
  • 日帰りで可能
  • 保険適用

副作用も少なく、鼻づまりを改善することを目的としています。

受験生にとってのメリット

  • 鼻づまりが軽くなり、集中力アップ!
  • 夜ぐっすり眠れるようになり、生活リズムを整えやすい
  • 長期にわたり効果が持続し、試験期間を快適に過ごせる

実際に、「もっと早く受けさせておけばよかった」と感じる保護者の方も多いです。

治療を検討するタイミング

鼻レーザー治療の効果が安定するまでには2〜3週間ほどかかります。そのため、12月〜1月の受験前シーズン前に行うのがおすすめです。

花粉が飛び始めてからでは、鼻の粘膜が腫れており、レーザー照射ができない場合もあります。必ずお早めにご相談ください。

CAIへのご相談もどうぞ

花粉症は、体質や生活習慣によって症状の出方もさまざまです。「薬を飲んでも効きにくい」「どの治療が合うか分からない」などのお悩みも多いと思います。

老木医院では、CAI(アレルギー疾患療養指導士)が生活面からのアドバイスも行っています。治療に関する不安や質問があれば、お気軽にご相談ください。

さいごに

受験は、人生の大切な節目。万全の体調で臨むために、早めの花粉症対策を始めましょう。

「鼻づまりをなくして、春を快適に」

私たちCAIも、みなさんの健康をサポートします。

監修

滝田 恵梨子(CAI/アレルギー疾患療養指導士)

鼻レーザー手術・アレルギー治療に関するご相談はお気軽にどうぞ。