
こんにちは。耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院でアレルギー疾患療養指導士(CAI)として勤務している滝田です。
当院では、花粉症などのアレルギーでお困りの方に、日常生活の工夫や治療選択の相談を行っています。
当院のCAIの活動についてより広く知っていただくために、コラム「老木医院アレルギー相談室」の連載を開始しました。定期的にアレルギーに関する情報発信をしていきますので、よろしくお願いいたします。
スギ花粉症、受験シーズンと重なるつらさ
スギ花粉が飛び始めるのは、例年2月中旬ごろから。ちょうど高校・大学受験の真っ最中です。
鼻づまりやくしゃみ、目のかゆみで夜も眠れず、試験当日に集中できなかった…そんな声を、毎年多くの保護者の方から伺います。
特に、鼻づまりによる睡眠不足や集中力の低下は、受験生にとって大きなストレスです。
「鼻レーザー治療」ってどんな治療?
鼻レーザー治療は、鼻の粘膜の一部にレーザーを照射して、粘膜を焼灼することで、以下のような効果が期待される治療法です。
- 粘膜の体積を小さくして物理的に空気の通り道を作る:鼻づまりの改善
- アレルギー反応を起こりにくくする:鼻水・くしゃみの軽減
薬のように毎日服用する必要がなく、1回の治療で2~3ヶ月ほど効果が続くことが期待されます。
効果は個人差があるので、レーザー後も内服が必要な方もいらっしゃいます。
- 治療時間:約10分(診察などで別途時間がかかります)
- 局所麻酔を使用
- 日帰りで可能
- 保険適用
副作用も少なく、鼻づまりを改善することを目的としています。
受験生にとってのメリット
- 鼻づまりが軽くなり、集中力アップ!
- 夜ぐっすり眠れるようになり、生活リズムを整えやすい
- 長期にわたり効果が持続し、試験期間を快適に過ごせる
実際に、「もっと早く受けさせておけばよかった」と感じる保護者の方も多いです。
治療を検討するタイミング
鼻レーザー治療の効果が安定するまでには2〜3週間ほどかかります。そのため、12月〜1月の受験前シーズン前に行うのがおすすめです。
花粉が飛び始めてからでは、鼻の粘膜が腫れており、レーザー照射ができない場合もあります。必ずお早めにご相談ください。
CAIへのご相談もどうぞ
花粉症は、体質や生活習慣によって症状の出方もさまざまです。「薬を飲んでも効きにくい」「どの治療が合うか分からない」などのお悩みも多いと思います。
老木医院では、CAI(アレルギー疾患療養指導士)が生活面からのアドバイスも行っています。治療に関する不安や質問があれば、お気軽にご相談ください。
さいごに
受験は、人生の大切な節目。万全の体調で臨むために、早めの花粉症対策を始めましょう。
「鼻づまりをなくして、春を快適に」
私たちCAIも、みなさんの健康をサポートします。
監修
滝田 恵梨子(CAI/アレルギー疾患療養指導士)
鼻レーザー手術・アレルギー治療に関するご相談はお気軽にどうぞ。



















