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2021.03.01

当院のスギ花粉症の治療最前線!(2021年最新版)

スギ花粉症の治療はここ数年、劇的に進化しています。スギ花粉症でお困りの方は、ぜひその恩恵を受けて頂きたいと願っています。ここでご紹介する治療は全て当院で受けて頂くことができます。どの治療がいいのか、お悩みの場合はぜひ当院でご相談ください。

シーズン中に自分でできること

スギ花粉のシーズン中は以下のような方法で自分で対策できます。

身体に入れない
  • 午前中や夕方の外出を避ける(花粉が飛散しやすい時間帯)
    マスクをする
    ゴーグルをする
    鼻の中にクリームを塗って、花粉の侵入を防ぐ
屋内に入れない
  • 外出の服装はなるべくツルッとしたものを着る(起毛の生地は花粉が付着しやすい)
    外出時、帽子をかぶる
    帰宅時、頭から足首までよく払ってから家に入る(特にすそや足回りは丹念に)
    以上の外出・帰宅時の注意点を家族全員に徹底する
    窓や扉の隙間に目地をする
    空気清浄機を使う
    部屋(特に居間)は整理整頓し、シンプルな空間に(花粉がたまる場所を減らす)
  • 花粉症シーズン真っただ中の治療

  • スギ花粉のシーズン中に行える治療です。
標準治療
  • 症状を抑える薬(抗ヒスタミン剤)
    点鼻液
    点眼液 を使用します
薬の使い方の注意点

花粉症のシーズン中は、規則正しく薬を使うことをお勧めします。

花粉は天候等によって飛散量が大きく左右されます。つまり、日によって症状の強さも変化するのですが、それに合わせて薬を飲んだり、飲まなかったりすることはお勧めできません。

薬には1回飲むだけで出る効果継続服用をして初めて出てくる効果があります。花粉症のシーズン中は症状に左右されることなく、規則正しい服用をお勧めします。

同じく点鼻液も花粉症のときに効果を発揮するステロイド点鼻液は規則正しく点鼻することが推奨されます。

新薬情報

飲み薬が普段から多い人、薬で胃腸への負担が気になる人には、張り薬があります。1日1回皮膚に張るだけです。皮膚からゆっくり吸収されるので効果が長持ちし、眠気の副作用も内服薬よりは出にくいとされています。

上記の治療でよくならない重症アレルギーの場合

ゾレア皮下注射という治療法があります。スギ花粉症の時期に限り、月1,2回(体重や検査データで回数が決まります)、薬を注射します。

この薬は高価なので、重症アレルギーの人にしか使用が認められていません。標準治療でも楽にならない場合はぜひご相談ください。

スギ花粉シーズン直前に行う治療

スギ花粉シーズンが来る直前に行うことで効果を発揮する治療もあります。

初期治療

スギ花粉症の症状がまだあまり出ていない、早めの時期から薬を服用するという方法です。症状が出てから服用を開始するよりも症状が軽くなることが実証されています。当院では2月1日からの服用開始をお勧めしています。

鼻粘膜レーザー焼灼術

鼻粘膜の表面をレーザー焼灼で腫れにくくするものです。特にシーズン中、鼻づまりでお困りの方にお勧めしています。鼻水にもある程度、有効です。

効果の持続は数か月から1年程度なので、毎年、シーズン前に受ける方もいらっしゃいます。12月から受け付けています。実施時期は1月後半から2月前半です。

スギ花粉シーズン以外に取り組むこと

スギ花粉のシーズン外の時期から始めることで、来期のスギ花粉症に備えることができる治療もあります。

舌下免疫療法

スギ花粉の成分から作った薬を毎日、舌下で溶かすというやや特殊な飲み方をすると、アレルギー反応そのものが軽くなってくるという治療です。根本的な治療に最も近いと言われています。1日1回、シーズン以外でも毎日服用し、3~5年程度続けることが推奨されています。

この治療の最大の利点はどの症状にも効くということです。花粉症で、目のかゆみ、鼻症状、耳のかゆみなどがあると、それぞれに効く薬を使い分ける必要があります。舌下免疫療法が効果を発揮すれば、症状に応じてたくさんの薬を使い分ける必要がありません。

薬は安定すると、お子様でも2か月処方が可能です。6月から11月の間に治療を開始することになります。

鼻内手術

鼻づまりが取れない場合

粘膜下下鼻甲介骨切除術鼻中隔矯正術を行います。

鼻水が止まらない場合

後鼻神経切除術(経鼻腔翼突管神経切除術)を行います。

上記の手術は同時に行うことができ、頑固な鼻水と鼻づまりが一挙に解決します。当院では、通常、1泊の入院手術です。