鼻茸とは
鼻茸(はなたけ)は、鼻の内側の粘膜が一部ふくらみ、鼻腔内に垂れさがったものです。キノコのような形をしているためこの名前がついていますが、鼻ポリープとも呼ばれます。大きいものでは親指大ほどにもなり、また複数できることがあります。そうなると、鼻腔の入口から見えるようになります。
鼻茸は、慢性副鼻腔炎に付随する症状でもあります。
鼻茸の原因
上顎洞(頬の下の骨の洞穴)、篩骨洞(目と鼻の間の洞穴)などの粘膜が炎症を起こし、白くふくらんで、鼻茸を形成します。また、慢性鼻炎、蓄膿症の方に多い傾向があります。
鼻茸の症状
鼻茸により鼻腔が狭まることで、鼻づまり、嗅覚障害、頭痛などの症状が見られます。その二次的な症状として、鼻呼吸が減り、口呼吸の癖がついてしまいます。
鼻茸の検査
アレルギー性鼻炎、気管支喘息の合併、アスピリン過敏症の有無を問診にて確認します。
内視鏡などで鼻茸の有無とその状態を観察し、診断します。
CTで奥に副鼻腔炎がないかどうかを確認することも大切です。
鼻茸の治療・手術
鼻茸は、薬が効けば小さくなることもあり得ますが、完治のためには手術が必要となります。局所麻酔をした上で鼻茸を切除します。30分程度の手術です。入院の必要もありません。
ただ、多くの場合は奥に副鼻腔炎があることが原因なので、鼻茸だけを切除する手術をお勧めすることはほとんどありません。鼻茸だけを切除してもすぐに再発することが多いからです。外来で鼻茸の切除をするのは手術後すぐに再発した場合などです。
手術後は止血用ガーゼを鼻に詰め、1日~4、5日後に抜き出します。
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