未成年の鼻づまりの手術

はじめに|受験・部活を支えるために「呼吸の質」を見直しませんか?

未成年に多い、ひどい鼻づまりや鼻水。「薬を飲んでも改善しない」「睡眠中にいびきをかく」「口呼吸になって集中できない」といった悩みを抱える学生の方は少なくありません。

老木医院では、そうした鼻の悩みに対して1泊入院・全身麻酔での手術治療をご提案する場合があります。

なぜ未成年にも手術が必要なケースがあるのか

鼻づまりを長期間放置していると、次のような影響が出ることがあります:

  • 口呼吸による睡眠の質低下
  • 集中力・記憶力の低下(酸素不足)
  • 慢性副鼻腔炎や中耳炎のリスク
  • 勉強や部活のパフォーマンス低下

また、抗アレルギー薬や点鼻薬の継続使用による眠気・だるさ・耐性の問題も、学習環境には大きな負担です。

実施される主な手術内容・手術実績

老木医院では、症状の根本にアプローチする手術を以下のように行っています。(保険適用)

手術名 内容 手術実績(2016~2024年) 手術実績(2024年)
後鼻神経切除術 鼻水やくしゃみの神経反応を抑える処置 3,903件 614件
粘膜下下鼻甲介骨切除術 腫れた鼻粘膜・骨を除去し通気性を確保 4,373件 739件
鼻中隔矯正術 鼻中隔の曲がりを矯正し空気の通りを改善 2,405件 370件

※複数術式を組み合わせた治療が一般的です

これらはすべて全身麻酔+1泊入院で行い、安全性と確実性の両立を目指しています。局所麻酔による日帰り手術では不安が残るという方にも安心して選んでいただけます。

対象年齢と成長期への影響

手術はおおむね16歳以上(成長が安定した時期)からご提案可能です。鼻の外形や顔面骨格への影響は極めて稀です。

手術の流れ

  1. 初回外来で症状確認・CT検査(鼻の手術相談外来を予約可能)
  2. 診察結果に基づき手術提案(ご家族へ説明)
  3. 入院・手術実施までの計画を面談
  4. 手術の約1か月前に術前検査
  5. 入院・手術に向けた最終説明
  6. 手術は全身麻酔・12日入院で実施
  7. 術後は通院35回程度

手術費用と助成制度

保険適用。健康保険3割負担で69万円程度となる見込みです。

また、未成年には自治体による医療費助成制度をお使いいただける場合もあります。高額療養費制度や限度額認定も対応しております。

よくあるご質問(FAQ

未成年でも全身麻酔で大丈夫?

はい。麻酔科医の管理のもとで、安全に実施されます。

日帰りではできないのですか?

ご希望の場合は、鼻の粘膜を焼灼してアレルギー反応を抑える下鼻甲介粘膜レーザー焼灼術(鼻レーザー手術)を行っています。

症状が重い場合や複合手術が必要な場合、入院による手術をご案内しております。

顔の形に影響はありませんか?

骨の成長が安定している年齢で手術を行うため、外見への影響はほぼありません。

鼻中隔湾曲症の手術を16歳以降にと言われましたが、それ以前の手術は受けられませんか?

鼻中隔は思春期が終わるまで大きく成長します。それ以前に手術を受けると鼻中隔の成長に支障をきたす可能性があります。思春期を過ぎれば手術が可能になります。

老木医院で手術を受けるとして、大阪市からは遠いですか?

利用される交通機関によっては、JR大阪駅から約70分、地下鉄なんば駅から約60分、JR天王寺駅から約50分、関西空港から約60分でご来院いただけます。

詳しいアクセスはこちらのページをご覧ください。

老木医院へのアクセス

ご相談はお気軽に

「薬が効かない」「ずっと鼻が詰まっている」など、日常生活に支障をきたしている場合は、手術という選択肢も含めてご相談ください。手術をご検討される方はまずは下のボタンより一度お問い合わせくださいませ。

大阪で鼻中隔弯曲症の手術をお考えなら老木医院までお問い合わせください

手術する病院・クリニックをお悩みの方は

手術する病院・クリニックを選ぶにあたってお悩みの方向けに医療機関を選ぶ際のポイントを解説いたしました。気になる方は下のページよりご覧ください。

手術する医療機関を選ぶポイント

当院の手術治療へのこだわり

老木医院の短期滞在(入院)手術へのこだわりについて、ご一読ください。短期滞在(入院)手術へのこだわり

監修医師

  • 老木 浩之
  • ・耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院 理事長
  • ・日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
  • ・厚生労働省 補聴器適合判定医師
  • ・医学博士

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